8月31日、横浜のメタルDIY(関東精密社内)で「設計者のための一気通貫 3D CAD講座」の2日目を開催しました。今回もご参加大変お疲れ様でした。この日も晴れていましたが、外の最高気温が31度ほどと、1日目よりはだいぶ暑さは和らいでいました。
 
 
さて今回も、テクノフレキスの藤崎さんがリードしながら、ポンチ絵から3Dデータ作成、応力解析(CAE)の基本、切削加工の基本について学びました。引き続き盛りだくさんの内容です。1日目の操作実習で作成した部品のモデル(固定金具)を使って、これら一連の作業を体験して学びます。講習で利用している「Fusion360」には構造解析の機能も標準で付いてきます。ミッドレンジCADと連携する機能を利用するとライセンス費用が、結構高くなってしまいます……。それが標準機能として使えるということなので、よっ! 太っ腹! Fusionさん。

杉田さん

 
 
CAEの解説となると、基本について説明しようとしても、どうしても難解な表現や概念が登場しがちです。今回のセミナーのテーマは、設計から切削加工までの一気通貫設計の学習ですので、そこと関連があるところの実務に絞った内容になりました。しかもオペレーションしながらの実習なので、かなりイメージがしやすくなっていました。
 
今回の参加者の皆さまは「kg/f」に慣れ親しんだ世代が目立ち、「N(ニュートン)で入力してください」という説明を聞くと「えー、めんどくさいよー」となってしまう方も中にはいました(笑)。ここ勘違いすると、計算の桁が変わるほどくるってしまい

ます。ちなみに単位の勘違い、解析初心者では陥りやすいミスとなっています。要注意ですね。

途中で、関東精密製の教材がいよいよ登場!
 
 
参加者の皆さんへ配布をしながら、「どうやってこれが、材料から削られるのか」と切削加工についての解説を行いました。加工の順番を考えながら、工具が干渉しないか検討していきました。お話の途中、杉田さんもワンポイントアドバイスをしてくださいました。この過程を学習しながら、3日目にかけて作成していく部品(受け治具)の必要性を理解してきました。
 
さらに講習終了後には、工場見学を実施。関東精密にどのような設備があり、日ごろどのような加工を行っているのか、杉田さんから説明がありました

 

皆さん、やる気のある方々ばかりです!

 
参加者のお1人が、1日目の宿題を3Dプリンタで早速出力して持ってきてくださいました。今回の参加者さんはどなたも本当に勉強熱心。本当に頭が下がるばかりです……。実寸で出力することで、宿題の部品の小ささがよく実感できたということです!当然ながら、3Dプリンタで実寸で出そうとすると詳細形状がつぶれてしまったものもありました。
 
 
ちっちゃっ! 全長が15mmだから、そりゃそうか。

ちっちゃっ! 全長が15mmだから、そりゃそうか。

さらに実寸のものだけではなく、スケールをアップしたモデルや、断面モデルも出力してきてくれました。最近は、機械設計の入門は、CADのオペレーションから入る方が多くなっています。CADの画面の中で作業をしていると、スケール感覚がくるいがちになります。こうして3Dプリンタで実寸で出してみることも、設計初心者の方にとってはとてもよい学習になると思います。
 
次回開催は、9月14日! いよいよ加工パスの作成実習を実施し、最終回となります。最後までどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
※次回枠の開催の告知、今しばらくおまちくださいませ。