2019年9月14日、横浜のメタルDIY(関東精密社内)で「設計者のための一気通貫 3D CAD講座」を開催しました。この日が最終日となりました。本日は9月も中旬ということで、外の気温は23度。1日目、2日目よりだいぶ涼しくなりました。

クライマックスのCAM操作に向けて、いろいろ準備していきました。今回は、グループ2班(AとB)に分かれて取り組んだ治具設計についてそれぞれの代表が発表します。

発表の様子

工具に製品を安定して固定させる方法の考案が肝でした。実際に部品加工や設計に携わっている方もいるため、発表の内容は本格的なものでした。

3Dプリンタ製の治具案、その1

3Dプリンタ製の治具案、その2

今回も3Dプリンタで出力してきた猛者が。設計案が2つ、治具の付属品などを出力してきて、プレゼンしていました。

作業する杉田さん

 

他の治具も、メタルDIYにあるMakerbot「Replicator 」で、杉田さんが出力しました。

さらに、発表した設計案をブラッシュアップしていきます。そしてFusion 360の中で、部品をどう削っていくか考えていきます。

Fusion 360の切削シミュレーション:早送りもできます

午後からは……、ついにCAM操作実習です! やっとここまで来ました! 3軸加工の加工パス生成です。加工指示書作成やポスト処理に取り組みました。

座標原点の変更について説明する藤崎さん

今回、グループAとBについて、部品の固定のさせ方が異なるため、ワーク座標原点をそれぞれ変更して取り組んでいきました。藤崎さん、これまでずっと一気通貫講習をやってきた中では、座標原点は変えることはなくやってきたそうです。今回はこれまでと違うアイデアが出たことによる、初めての試みになったということ。今回、設計や加工の現役技術者さんの参加が多かったこともあり、治具のアイデアも普段の実務と変わらない本気度で設計してきてくださったことが、そんな動きへつながったようです。

今回はFusionが得意な負荷制御切削の設定もしています。負荷制御は、深いポケットなどを効率よく削っていくことができる、便利な機能です。以前にも説明しましたが、他CAMではオプション扱い(有料)になってしまう機能です。

メタルDIY限定!ママさんバッチ

 

最後には、ママさん認定証(バッチ)を進呈! お疲れ様でした。

3日間を終えて

 

今回は約6時間の日程を3日間、長丁場にもかかわらず、皆さん最後までやる気満々で受講してくださいました。Fusionの初心者の方、既に使われている方、いろいろな学習状況の方々がいらっしゃいましたが、CADのオペレーションからCAMの操作まで一通り学ぶことができました。最後の最後まで、積極的に質問が飛び交い、参加者さん同士で意気投合して談笑し、とても和やかな講習となりました。本セミナーは、受講者の皆さまに実務で生かしていただける知識の提供をしてきましたが、今回も皆さまに満足いただけたようで幸いです。

なお次回、同じ内容で11月開催予定です。会場はメタルDIYより変わる予定です。明日、プロノハーツのInformationより告知を出していきますので、どうかご確認ください。